こんにちは、たまみです。
一時期、超話題沸騰となった「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」が、なんと映像系サブスクにて解禁! と聞き配信当日に家族で見ました。
なんでも、あの「めっちゃ可愛い」くらいしかイメージのないすみっコぐらしの映画で、
大の大人が号泣!
ものすごく考えさせられる……
これは完全に「大人向け」すみっコぐらし
などというレビューが続けばそりゃあもう、気になるじゃないですか。

すみっコぐらしで「泣ける」「深い」「大人向け」映画とは……?
どどど、どうせ皆SNSだからって、ネットだからって過剰に盛っとるだけやろ……
高評価レビューしている人はすみっコぐらしに金を貰っている、間違いないね!
などと思いつつも、上映当初もすごく気になっていたんですが、映画自体は1時間ほど。
1時間に1,800円……しかも私はすみっコぐらしについての基礎知識が虚無……とチキって見れなかったんですよね……
いや、だって、集団幻覚だったり、全員ステマだったら癪じゃないですか……
それが既に加入済みのアマプラで、限定配信決定とくれば見るっきゃない!!!!
というわけで、本日はすみっコぐらしコアファンではない私が、すみっコへの予備知識ゼロのままで、「バズってたから」というただそれだけの好奇心のままに、映画を視聴しましたのでレビューいたします。
映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ

「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」あらすじ
ある日すみっコたちは、お気に入りのおみせ「喫茶すみっコ」の地下室で、古くなった一冊のとびだす絵本をみつける。
Amazon prime videoより
絵本を眺めていると、突然しかけが動き出し、絵本に吸い込まれてしまうすみっコたち。
絵本の世界で出会ったのは、どこからきたのか、自分がだれなのかもわからない、ひとりぼっちのひよこ・・・?
「このコのおうちをさがそう!」新しいなかまのために、すみっコたちはひとはだ脱ぐことに。
絵本の世界をめぐる旅の、はじまりはじまり。
絵本の中に吸い込まれてしまったすみっコたちは、その世界でひとりぼっちの「ひよこ」に出会う。

聞けばひよこは、「自分の家が、仲間たちがどこにいるのか分からない。ずっとひとりぼっち」。
すみっコたちは、力を合わせてひよこの家を探すことになる。
桃太郎や赤ずきんちゃん、アラジン、人魚姫、マッチ売りの少女など、色々な絵本の中を探し回るすみっコたち。

冒険を続ける中でやがて一人が気づく。
「ひよこはきっと、みにくいアヒルの子の世界から来たのでは……?」
しかしそこに待ち構えていたのは、ひよこにとっては耐えられないほどの現実と、孤独であった。
ひとりぼっちのひよこの為に、社会のはぐれ者や選ばれなかった者たちであるすみっコたちが、しっかりと寄り添う65分。

「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」感想
SNSでは明らかに過大評価。
「号泣」レビューはあまりにも胡散臭い。
なぜなら、鬼クッソ涙もろい私ですら号泣には一切至らなかった、ちょっとだけ頬を涙が伝った程度だった(結局泣きはした)。
しかし、期待せず子どもの付き添いとして映画を見ると、度肝を抜かされるクオリティであることは間違いない。
というのが率直な感想でした。
各キャラクターの紹介は、冒頭でしっかり行ってくれるので、すみっコに対する予備知識が無くても大丈夫!
物語中盤までは完全ほのぼの、子供向け。
正直、「このテンションが最後まで続くなら私はアマプラを閉じるぞ!」と思いながら見ていました。
確かにすみっコたちはめちゃくちゃ可愛い。
物語の中にはクスっと笑えるシーンが盛りだくさんでした。
でもそれは、「爆笑」ではなく「クスッ」程度の笑えるシーン。
笑いのみを求めるなら、同じ1時間であれば吉本新喜劇の方が100倍有意義な時間を過ごせます。
しかし物語が進むにつれて「おや……?」と雰囲気がガラリと変わる。
「ひよこはきっと、みにくいアヒルの子の世界から来たのでは……?」 と、ひとりのすみっコが、ひよこを白鳥の群れへ連れて行ったシーンでは、かなり心が痛みました。
いやもう本当に心がズタズタになった。
そこから続く、ひよこにとっては余りにも残酷な事実。
映像のほのぼの感と、残酷な事実とのアンマッチ具合が余計に悲しくなる。
「ひ、ひよこ……どうか、幸せになってくれ……!!」
本当の孤独とは何か、非常に考えさせられる。
今孤独じゃないことが、いかに恵まれていることなのかを思い知らされました。
と、かなりウルっときたところで、流石は子供向け映画。
ちゃんとハッピーエンドへ導いてくれました。
そして、にわかで非常に申し訳ないのですが、すみっコたちが大好きになる映画でした。
登場キャラクターの設定がな、みんな良すぎるんだよ……
ちなみに私の推しはこちら!


「食べてもらえなかったふたり」です。
選ばれなかった者たち、という組み合わせがあまりにも刺さる。
グッズが欲しいよ……
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」がおすすめな人
すみっコぐらしが好きな人
「自分は孤独だ」と決めつけて落ち込んでいる人
とにかく優しさに包まれたい人
へ見てもらいたい映画です。
映画自体が65分と非常に短いので、
「SNSでバズってたから気になる!」
な方であれば、このブログを読んでくださっている時間を今すぐ放棄して、早く見ていただいた方がいいかなとも思います。(読んでくださり本当にありがとうございます)
「映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」を無料で見る方法
方法①U-NEXTに入会

「ええっ有料でしょ?」
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とりあえず31日間登録して、つまらんかったらこれだけ見て解約しても大丈夫です。
方法②amazonプライムに入会

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amazonプライムこれも面白かったよ!(そして私は「すみっコぐらしのファンではない、今落ち込んでいる女性」には、正直こっちの方がおすすめ……!) ↓
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人間誰しも「自分は孤独だ」と突然不安になって、落ち込む夜があると思います。
「自分はまさに、社会のすみっコぐらしだな」と自嘲する夜もあると思います。
映画すみっコぐらしは、そんな気持ちを少しだけ温めてくれるような、とても優しい物語でした。
65分とすごく短いので、仕事終わりの平日夜にでも、ビール片手にサクッと「大人のすみっコぐらし」を堪能いただければと思います。
